マスーレッドは、HIF-PH※3の活性を阻害して、HIF-αを安定化させる作用を有します。
安定化したHIF-αは核内に移行し、HIF-βと結合してEPO遺伝子の転写を活性化し、内因性EPOの産生を誘導します。その結果、骨髄における赤血球産生が促進すると考えられています。
マスーレッドの作用機序
Flamme I et al. PLoS One. 2014; 9: e111838.
バイエル薬品社内資料[薬理作用:HIF-PH阻害作用(in vitro)]より作図
マスーレッド作用機序動画