臨床成績: 長期有効性安全性

日本人透析患者に対する炭酸ランタン治療の3年間の延長試験

Shigematsu T. et al.: Clin Exp Nephrol. 14(6), 589(2010) (長期投与試験)

投与開始時における血清リン濃度は8.03mg/dLであったが,投与10週後5.33mg/dLに低下し,血清リン濃度の低下量は投与16週後以降,終了時まで2~3mg/dLで推移した。
ホスレノール投与開始時の血清補正カルシウム濃度は9.33mg/dLであったが,投与終了時は9.56mg/dLであった。

投与開始時における血清リン濃度
対象高リン血症を呈する透析患者 145例
方法血清リン値を3.5〜5.5mg/dLに到達させることを目標に、ホスレノールを1日750mg〜4500mgの範囲で3年間投与した。
用法・用量通常、成人にはランタンとして1日750mgを開始用量とし、1日3回に分割して食直後に経口投与する。以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日2,250mgとする。

副作用は145例中83例(57.2%)に認められ,主な副作用は嘔吐45例(31.0%),悪心43例(29.7%),胃不快感18 例(12.4%),下痢 12 例(8.3%),上腹部痛12 例(8.3%)等であった。重篤な副作用は4例(2.8%)にみられ,結腸ポリープ2例,不安定狭心症1例,及び頻脈性不整脈1例であった。死亡例は1例(心筋梗塞)であったが,治験薬との関連は否定された。
投与中止に至った有害事象は36例(24.8%)に認められ,多かったものは悪心10例(6.9%),嘔吐8例(5.5%)ですべて因果関係ありと判断された。